病院に行くと先生が処方してくださる医薬品。
以前は病院内でお薬をもらっていましたが、現在では近くの調剤薬局でもらうことが多いですね。
病院内で診察代を支払った上に薬代として高い金額を取られて????とおもったことはありませんか?
実はこの薬代、厚生労働省が決めているのですが、それぞれの薬を処方したときに医療機関が請求できる薬代を『薬価(やっか)』として決定しています。
ここに『病院で処方されている薬代を安くする方法』が隠されています。
病院で処方されているお薬には大きく分けて2つの見方があります。
ひとつは大手製薬会社が巨額の研究開発費を投じて開発する『新薬(先発品)』と呼ばれているもの。
もうひとつは、大手メーカーが開発した医薬品の特許が切れたものを同一成分で作る『ジェネリック医薬品(後発品)』(悪い呼び名ではゾロ品:特許が切れるといろんなメーカーから同じ成分のものがゾロゾロと出てくるためにこう呼ばれる)と呼ばれるものがあります。
ここで着目したいのは、この『ジェネリック医薬品(後発品)』です。
(最近では沢井製薬や東和薬品といったジェネリック医薬品メーカーがTVコマーシャルをされているのでご存知の方もいらっしゃるのでは?)
実はこの『ジェネリック医薬品(後発品)』、大手メーカーが製造・販売している先発品と同じ効能・効果、しかも、成分まで同じでありながら厚生労働省はその値段(薬価)を低くつけています。
それは、お薬を製造するまでに新薬ほどの『研究開発費』が掛かっていないから・・・といわれています。
ここで考えたいのは私たちが医薬品を処方してもらうときに支払っている薬代は、『薬価をベースにした計算方法で算出された金額』に対して3割負担とかで支払っているということです。
つまり、『薬価』が安い医薬品を処方してもらえば、当然支払い金額が安くなります。(点数のつけ方や処方の仕方<錠剤や粉薬>でも変化しますので100%とはいえませんが大半は薬価できまります)
そうです。お分かりのようにお薬を処方してもらうときに「ジェネリック医薬品を処方してください。」といえば、高価な大手メーカー製造の医薬品と同じ効能・効果でしかも同成分(当然、厚生労働省の厳しい検査を受け、効能・効果が保障され、認可されている医薬品です)の薬を処方してもらうことができ、結果として薬代を安くすることができる!というわけです。
実はこれアメリカでは常識なんですよ。
しかも、皆さんがジェネリック医薬品の使用を病院にお願いすれば、国が負担する医療費まで安くすることができるんです。
個人的にはすごく良い方法だと思います。
追伸:処方してもらう薬だけではなく、病院内で使われる注射剤にもジェネリック医薬品はあります。こちらも変更してもらうことで診療費の支払いまで安くすることができます!
注)管理人はジェネリック医薬品メーカーとは一切関係がございませんし、医療従事者でもありません。また、政治関係者でもありません。あしからず。